ICHANTAXACC’s blog

※Yahooブログからの移行時に文字化けあり

税理士試験科目と仕事との関連

今日は今まで会計事務所で仕事をしてきて税理士科目と仕事との関連を書いてみた。

【簿記論】(役立ち度★★★★☆)
これは・・・。簿記は仕事の基本なので日常の入力に関連あるかな。
あと推定簿記とかは受験中よくやってたけど仕事で役に立つときがある。
源泉所得税の納付状況を調べたりするときとか・・・。
あと細かい分野では・・・。
外貨取引は顧問先に輸出入をしている会社もあって
為替差益がしょっちゅう出てくるので役に立った。
デリバティブ取引・オプション取引も仕事で出てきたから結構役立つかな
製造原価報告書が必要な会社があるし結局いろんな所で顔出してくるよ
キャッシュフロー計算書は使ったことない。

【財務諸表論】(役立ち度★★★☆☆)
うーん。受験した科目では一番役に立たない。
会計理論で仕事に役立つのは発生主義と現金主義ぐらいかな??(意味がわかる程度でOK!)
中小企業の決算書は配当可能限度額とか注記とか殆ど使わないしな。
しかも自分の受けたのが5年以上前なので新会社法に対応できず・・・。
もちろん簿記論と被っている所は別だけど・・・。
でも・・・。
決算書とかで営業外損益にするか特別損益とか表示については重要だし役にたつところもあるか

所得税法】(役立ち度★★★★★)
国税はさすがにって感じ。
個人の確定申告と源泉事務と年末調整等に顔を出す。
あと法人税法と規定がかなり被っているため法人税法の仕事も対応可

消費税法】(役立ち度★★★★★)
番役に立つよな
普段の入力してて課税分類は必須だし
消費税申告書作成だけでなく届出関係とかも含めて非常に大事
仕事だけで消費税を覚えてきた人を見てると普段よく出てくる入力はできるけど
応用力に対応できない人がいる。届出にも疎かったり。
有価証券の譲渡(株式5% 出資金は全額)
車両の下取りがある際の複雑な仕分けの消費税入力
土地取得の中に課税仕入れがあるケース(付随費用が課税仕入れだったとか)
などなど・・・。

法人税法】(役立ち度★★★★★)
これはミスター税法なので最重要。
ただ基本的な法人申告書作成はソフトがあれば誰でも申告書を作れるので
それほど影響ない。
仕事のレベルが上がれば上がるほど消費税法所得税法と同じで
知識が求められるよな。

相続税法】(役立ち度★★★☆☆)
国税の中では一番仕事が少ない。
資産税を売りにした事務所とかで相続の仕事がたくさんあればいいけど。
ただ土地の評価・取引相場のない株式の評価など相続税法の財産評価の知識は
使う機会あり。

【住民税】(役立ち度★★☆☆☆)
仕事で使うのは総括表ぐらいかな。ただ翌年の納税予定が知りたい個人のお客さんには
所得税・住民税・固定資産税の支払予定表を作成する時があってその時は個人住民税計算知ってると
便利かな。最近は税率も上がって住民税もばかにならないからね
あと法人住民税は勉強しておくと申告書作るときに細かく役に立つかな

【事業税】(役立ち度★★☆☆☆)
いままでで必要だと思ったのは外形標準課税と医療法人の申告のときに所得の計算の別表を作る時。
住民税と事業税なら住民税の方が良く使うか

【固定資産税】(役立ち度 未知数)
実際仕事でどのくらい役立つのか未知数。賦課課税だし。
償却資産税の申告に役立つのかな???

【酒税】(役立ち度☆☆☆☆☆)
勉強されてる方には悪いけど役に立たない。酒造メーカーが顧問先にいれば別だけど。
お客さんと酒の席で話のネタになるのかな???

国税徴収法】(役立ち度 未知数)
どのくらい役立つか不明。ただ調査のときとか税務署とバトル際に知ってるといいとゆう話も・・・。